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チューリップの基礎知識

科属名:
ユリ科チューリップ属
学 名:
Tulipa
和 名:
チューリップ

チューリップの基礎知識

【出典 チューリップ王国とやま(富山県農林水産部農産食品課)】

チューリップの系統

開花時期系統略称特徴
早咲き一重早咲きSingle earlySE花型が花びら6枚の一重カップ型で、開花時期が4月上中旬頃の早咲き品種群、花や草丈は小型のものが多い、鉢植えや花壇向きである。
八重早咲きDouble earlyDE一重咲きからの枝変わりで、花型が八重で、開花時期が4月上中旬の早咲き品種群、草丈は小型のものが多い。
カウフマニアナ系KaufmannianaK中央アジア原産のカウフマニアナ種を元に改良された品種群である。草丈は低く、花びらが大きく開くのが特徴。開花時期は3月下旬から4月上旬である。葉に紫色の斑入りが入る。
フォステリナナ系Fosteriana (Emperor) F中央アジア原産のフォステリナナ種を元に改良された品種群である。草丈は普通で、耐病性にすぐれているのが特徴。開花時期は4月上旬から4月中旬である。DH系の育種片親に使用されることからも栽培上すぐれた性質を持っている。
グレーギー系GriegiiG中央アジア原産のグレーギー種を元に改良された品種群である。草丈は低く、花が大型なのが特徴。開花時期は4月上旬から4月中旬である。葉に紫色の斑入りが入る。
スピーシーズ系Species (Botanical)S園芸化が進んでいない野生種や、それらの自然交雑種。小型のものが多く、1つの球根から多数の花をつける枝咲き性のものが多い。開花時期はさまざまで比較的早咲きのものが多いが、5月に開花するものもある。
普通咲きダーウィンハイブリッド系Darwin hybridDH一重遅咲きの品種と原種のフォステリアナとの交配によって作り出された。花や葉、草丈が非常に大柄で球根の肥大性に優れている。開花は4月上中旬頃である。
トライアンフ系TriumphT一重早咲きと一重遅咲き品種の交配によって育成された一重咲き品種群、開花は4月中下旬ごろのものが多い。花は大きく、草丈も高く花色が多彩である。また切花用途向きの品種が非常に多いことがこの系統の最大の特徴である。
パーロット咲き系ParrotP花びらがオウムの鶏冠(とさか)のように切れ込んだり波打っていることからパーロット(=おうむ)と呼ばれている。開花時期は4月下旬から5月上旬である。
遅咲き一重晩咲きSingle lateSL花型がカップ型もしくは卵型の一重咲きで、花や葉、草丈が非常に大型の品種群である。開花時期は4月下旬より5月上旬である。
八重遅咲きDouble lateDL前述の八重早咲き(DE)の遅咲き品種群である。DEに比べ草丈が高く、切花用途に向く品種が多い、開花時期は4月下旬から5月上旬である。
ユリ咲き系Lilly-floweredLユリの花型に似ていることから名づけられ、花びらの先がとがった形で6枚ある。葉も細長い品種が多い。原種のアクミナータを交配にしてできた品種が多い。開花時期は4月下旬から5月上旬である。
フリンジ咲き系Fringed (Crispa)FR花びらのふちがギザギザになり、枚数は一重咲きと同じ6枚である。複色系の品種が多い、開花時期は4月下旬から5月上旬である。
ヴィリディフローラ系ViridifloraV花びらの中央部分が緑色をしている品種群である。花持ちが良い品種が多い、開花時期は4月下旬から5月上旬である。
レンブラント系RembrandtRチューリップ狂時代に珍重されたウイルス病の症状と同じモザイク状の絞り模様が入る。ただしこの系統はウイルス病によるものではなく形質的に固定されたものである。名前の由来は、画家レンブラントが

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